2008年11月10日
ベンツ1号車

山道を時速20km程度の低速で走っていると、ゆったりと腰を預けられる。大型スクーターにはバックレストと称するものがついているが、これほど本格的なものではない。
このスタイルをみて何か連想しないだろうか。そう、1886年製のベンツ1号車だ。ベンツは後2輪の三輪車だったが、フットボードにベンチシート、アンダーボード・リヤミッドシップエンジンという構成はバックレストをつけたHonda Zoomerにそっくりだ。
まだ空気入りのタイヤも発明されていなかったのか、馬車のような大径ワイヤーホイールが採用されているが、馬力もさしてなかったはずで、乗り物としてはZoomerのほうがずっと快適でしょうナ。
それに19世紀とは違って、山中の林道まで完全舗装のご時勢だから、10インチ・バルーンタイヤとあいまって乗馬気分で低速走行していると、快適この上ない。
2008年11月09日
小粋なマフラー

Honda Zoomer 用にもかなりの市販マフラーが存在する。しかし、写真のマフラーは世界でただひとつのマフラーだ。そう、オリジナルを効果的にモディファイしているのは小さなマフラーカッターだ。
とかく最初に交換されてしまうオリジナルマフラーだが、やはりデザイナーが一体設計したマフラーはすばらしく、単体でどうこうよりも車体との調和を重視すればこれが最高だ。
難点はそのパイプエンドが、まるで出べそのような不細工さということにある。それを解消するのがこのフィニッシャーで、控えめながら抜群のまとまりを見せる。
もちろん、こんな製品は市販されていない。かといって、メッキパイプをストレートに取り付けようとすれば溶接が必要で、こうはきれいに取り付かない。
秘密はフィニッシャー自体が持つスプリング特性による取り付けにある。もちろん、パイプ形状でかつ締め付けスプリング特性を持たせることはできない。
実は、スリットの入った筒状のスプリング2枚を組み合わせることで、一見してパイプと見えるフィニッシャーとしているのだ。そんなものがどこで手に入るかといえば、安物の写真撮影用三脚の雲台部を分解して得られる。
もちろん、そのために2台もの三脚を購入したわけではない。モノを捨てない性質なもので、「何かに使えるかも知れないから・・・」と、ずっととってあったものが陽の目を見たという次第だ。
こういうことがあるから、ますますモノが捨てられなくなり、家が片付かなくなるわけですナ!?
2008年11月08日
奈良山

若いころからこの辺りの山間部が好きで何度も鮎川沿いの道を通り、そのつど見かけてきた標識だったが、近年になってふと入ってみた。急な山道を北側の山に分け入る。
手書きの標識からして個人の別荘でもあるのかと思っていたのだが、案に相違して山の南斜面にまるで隠れ里のように戸数10戸ほどの古い集落があった。以来、何度か訪れてその風景を楽しんでいる。
関東の地に「奈良山」とは何かいわれがあるのかと集落の人にたずねてみると「昔、この地の代官の名前にちなんでつけられた」と、意外に新しいいわれを教えられた。
その昔はこんにゃくの名産地として裕福な集落だったのだというが、いまや若い人の姿はみられず、典型的な過疎の村になっている。
近年になって山向こうの甘楽町秋畑に通じる林道が整備され、開通祝賀行事があったが、もはや限界集落に近いのに税金の無駄遣いだろう。
その峠をバイクでときどきは通らせてもらうが、夏草が生い茂りあまり通行量があるようにはみえない。「私のために作ってくれたのか」と恐縮したくなるほど素敵な林道なのだが・・・。
写真は集落の最高地点から鮎川対岸の山々をみたところ。四季を通じてすばらしい山里風景がみられる。
2008年11月07日
テーブルセット1

テーブルはおよそB6判大のサイズに切って縁をバーナーであぶったプリント合板製。裏面に1㎝厚ほどの板を貼り付けて、そこに三脚ネジを受けるナット(カメラ三脚孔径変換用)を埋め込んである。
足はスリックの「プロミニ」といったミニ三脚。セットする椅子は100円ショップグッズのミニ三脚スツールで、いずれもHONDA Zoomerのシート下に収まる。
こうした用途のアルミテーブルも市販されているようだが、それよりずっと小型で、ランチというよりコーヒーテーブルくらいにしか使えない。
それでもコーヒーカップを地面より高く、安定して置けるのは心強い。ちなみに写真のヤカン兼用ナベはMSRのチタン製で、内部に120gカートリッジとストーブ、折りたたみのコーヒーカップを収められる。
普段は登山用のザックに入れているが、バイクでピクニックに行くときは援軍として駆けつけるというスタイルだ。
2008年11月06日
バイクでピクニック

高崎から倉賀野を経て日野谷をさかのぼり、小幡ー万場線をスーパー林道までいった。日野谷の上流部がちょうど紅葉の盛期だった。
目的はバイクの遠乗りを楽しむことと紅葉の写真撮影。そして紅葉の陽だまりでランチを楽しんでくることだった。まずは全部の目的を達成できたすばらしい1日だった。
遊びが大好きだったという秀吉の時代なら、さしずめ食事や茶道具をもったお小人やお気に入りの芸人の一団を引き連れていくところだが、よい時代に生まれたものだ。
50ccのスクーターがいかなる名馬も及ばないほどのスタミナで、当人を含めてすべての荷物を運んでくれる。シート下のバッグには小さな椅子とテーブルまで収めていく。
お気に入りのMDレコーダーはスピーカー内臓の最小のオーディオで、MDには秀吉ですら不可能なほど多くの楽人を入れてある。それも故人を含めて最盛期の最良のレコーディングでだ。