2008年11月30日
ケトル

そのせいか、家庭と同様に専用のケトルを使う人が多いようだ。SpaceBoat ではポットとしても使える兼用ケトルを使っている。兼用できるのと収納性がよいのが理由だ。
このケトルはキャンプ用のなべセットに含まれていたものだが、単品で売られていないのも、こうしたケトルが普及しない理由かもしれない。
専用ケトルは機能的ではあっても応用が利かないし、形状から収納性に問題がある。デザインされたケトルなら、たしかにダイネットのアクセサリーにもなるだろうけれど、たいていは無骨な実用品だ。
それに比べたらデザインとしてもこちらのほうが好ましい。実は山でも同様の考え方でMSRのポット兼用ケトルを使っている。ザックへの収まりがよいし、中にガスボンベなどを収納することもできる。これも買うのに苦労しましたナ。
キャンピングカーのオーナーは、どちらにしても「家庭のキッチン同様に・・・」という考え方なのかもしれない。
2008年11月29日
軽油価格

愛用のトラベルバン SpaceBoat は幸いにもガソリン車だから、この情勢は大歓迎だけれども、軽油価格の安さに惹かれてディーゼル車を選択したオーナーはやりきれないでしょうナ。
もともとガソリン税と軽油取引税には20円程度の差があり、軽油価格のほうが安いのが自然。それが逆転しているのは価格降下の局面で競争の激しいガソリン価格の下げ足のほうが速いというのが原因だとか。
つまり、一時的な現象なのだろう。群馬県内ではすでにレギュラーガソリン価格が110円を下回った。下がるのは結構だけれど、やはり価格安定を望みたいネ。
もっとも「上に政策あれば、下に対策あり・・・」で、ガソリン価格が高騰するならただちに消費量を減らす。この夏の北海道では走らないキャンピングカーがたくさんいましたナ。
SpaceBoat も天塩川キャンプ場では1週間ほど滞在した。ご同輩のキャンピングカーもずいぶん見えましたナ。
ガソリン高騰の余波で、このところ我が家は自転車ブームだ。カミさんも小生もせっせと自転車を漕ぎ、自動車・バイク離れが進んでいる。
2008年11月28日
配電盤・電圧計

配電盤のスイッチは上からルーフベンチレータ・メーン照明、スライド式スポットライト、マルチルーム照明、水道ポンプ、冷蔵庫の各スイッチで最下部は予備。
電圧計はLED点灯式で右のスイッチがメーンバッチリー、左のボタンを押すとサブバッテリーの電圧を表示する。いずれも仏 Scheiber 社製だ。
たかが電圧計や配電盤といったローテク製品なのにフランス製というのが日本のキャンピングカー市場の未成熟を象徴している。家内工業でもできそうな製品まで輸入するほどマーケットが小さいということですナ。
そういえば、SpaceBoat の装備品にはやたらと輸入品が多い。冷蔵庫とFFヒーターはドイツ製だしルーフベンチレータとマルチルームのソーラーベンチレータは米国製、水道ポンプやスポット照明はどこの製品だったか、いずれも輸入品だ。
日本のキャンピングカー市場は、いっみれば戦後の原付バイク市場と同様に数10社が乱立する戦国時代だ。いずれは2輪産業やカメラ産業のように淘汰され、欧米のように大手数社が勝ち残るという時代になるだろう。
そしてマーケットが成熟すれば、部品産業も国産勢が台頭するということになりますナ。ま、それまで高い部品価格に耐えていきましょう。
2008年11月27日
新三河物語

歴史ものは好きで、徳川家康も何人かの作家の作品を呼んでいるが、1旗本の目から見た創業期の徳川家は新鮮だった。
ベースになっているのは大久保忠教(ただたか)が著した「三河物語」ということだが、大久保一族に家康の復讐心の標的にされて不遇をかこった時期があったことは初めて知った。
徳川家康といえばたしか理想の経営者のナンバーワンに数えられたのではなかったか。そんな経営者の下にあっても、部下の評価や昇進が必ずしも公平ではなかったようだ。
「三河物語」によって、その後大久保一族への冷遇は改善されたというが、いつの世でもどんな経営者の下でも「まじめに働けば報われる」とか「能力が正当に評価される」とうわけにはいかないようですナ。
2008年11月26日
サイクルコンピュータ

車輪につけたセンサーで回転を計りスピード、走行距離、積算距離、消費カロリーを表示するというもので、いってみれば「自転車の万歩計」だろうか。
さっそく、いつもの道を走ってみたら、最高速度は約37キロで、走行距離は9キロだった。走行スピードを表示するのはけっこう面白く、その分だけ万歩計より上等か・・・。
ナイロンタイで取り付けるのだけれど、何本か切れてしまった。どうも力を入れすぎたらしい。それにしてもこんなものでもスライドロックで簡単に取り外せる機構がついているのに感心した。
どうやら駐輪中の盗難に備えるものらしい。70年代に電機メーカーで「ヨーロッパ向けカーオーディオは防犯対策としてヘッド部だけ取り外せるようになっている」と聞いて驚いたが日本もだいぶ情勢が似てきたようだ。
ついでながら、パッケージを詳細にチェックしたらやはり小さな made in china の表記がありましたナ。
2008年11月25日
キッチン収納

ところがインテリアのすばらしさと引き換えに、収納性は問題があり、新車時の設定ではキッチン下にはほとんど収容力がなかった。
そのため、まず清水・排水タンクの収納位置を変更し、ドア側のキッチン下に余裕を作り収納部とした。ここにケトルやポットとカセットガスコンロなどを収納している。
収納量を確保するために棚を作る必要があったので採用したのがワイヤー製のキッチン下棚。高さもまずまずだし、ちょうどワイヤーの隙間にコンロの足が納まって安定する。
棚とケトルなどとの間にも余裕があったのでプラスチック製の中間棚を設定した。薄い空間なのでたいしたものは入らないが、けっこう小物が入るので重宝する。
あまり一般性はないだろうが、かなりスマートな改造だと自負している。どのみち自炊はほとんどしないのだけれどネ・・・。
2008年11月24日
カセットフーJr.

立派な3口ガステーブルが装備された輸入キャンピングカーを含めて、国内ではカセットコンロを常用するオーナーが多い。カセットコンロのほうが火力が強いということもあるが、燃料の入手しやすさも大きな要素だろう。
カセットコンロの場合は使用時にキッチントップあるいはテーブルにおき、走行時には収納するスタイルが普通だ。その場合、スタンダードサイズではちょっと大きく重過ぎる。
使用時にはサイズが大きく、五徳も大きなスタンダードサイズが安定感で勝るが、ミニサイズでも実用上の不安はない。カセットボンベもスタンダードサイズを使える。
インテリアとしてはやはり輸入品のシンクとのコンビタイプに惹かれるが、キッチントップのサイズが対応していないので、カセットコンロで我慢するしかない。
ただ、イワタニ製品に限らず、カセットコンロの五徳デザインはなんともお粗末だ。機能的には問題ないとしても最近のキャンピングカーの洗練されたインテリアにはそぐわない。
イワタニなどはデザインシリーズもラインナップしているのだが、満足のいくレベルではない。ま、いつもは収納しておくので目に付かないからよいか・・・。
2008年11月23日
ランカーBass

国内にキャンピングカー数多しといえども、フィッシュマウントを飾っているのはSpaceBoat のほかにないだろう。あったらご連絡を請う。
もっともフィッシュマウントとはいっても実はイミテーションである。釣り仲間のミノービルダーからの戴きもので、ミノー作りの技術で鰭まで精密に作ってある。
戴いたときは帽子につけるブローチの形だったのだが、ブローチではせっかくの鰭が痛んでしまうので、フィッシュマウントに改造して飾った。
したがって同じものは世界にふたつとない。RVR, HR-V, Caravan とクルマを乗り継ぐたびに引き継いで、かれこれ20年近く飾っている。
当人は「世界でただひとつのフィッシュマウントだ・・・」と悦に入っているのだが、あまりうらやましがってくれる人はいなかったようだ。自己満足の世界ですナ
2008年11月22日
靴べら

土足OKのSpaceBoat でもベッドに入るには靴を脱ぐから靴べらが欲しくなる。靴べらなど靴を買うたびにもらったからいくつもあるはずなのに探してみると見つからない。
かといって、安価なものだから100円ショップでも扱っていないようで困ってしまった。で、宮島のおみやげショップで聞いてみたらありましたナ。
さすがに店主でどこからかひとつだけ見つけてきた。木製なのに見事に薄く加工してあり、すっかり気に入ってしまった。帰ってからオイルをしみこませて艶を出し大切に使っている。
そうなるとスペアも欲しくなり、木曽の馬篭宿で探してみたら、やはりあった。こちらは寄木細工のような造りでしたナ。
2008年11月21日
カップホルダー

愛用のトラベルバン SpaceBoat のマルチルームにはソーラーセル充電式で24時間稼動する換気扇 Day&Night がついている。ポータブルトイレをスツール代わりにそこをスモーキングルームとしている。
「狭い、汚い・・・」などといわないで欲しい。24時間換気していれば臭気はないし、ポータブルトイレだってパーソナルな利用なら清潔そのものだ。広さだってクルマを住まいとすれば結構な占有面積ですゾ。
おまけに夜間の利用時にまぶしくないよう、照明はLED一灯に落としてある。ムーディーですナ。すでに灰皿はマグネットで装着してあるから、あとはMDプレーヤを備えればコーヒーショップそのものだ。
カップホルダーはガタパウトチェア用に使っていたものを流用した。装着に使ったステンレスのパイプは購入時から装備されていたのだが、たぶん荷物の固定用だろう。
展示車だった SpaceBoat にはこうした至れり尽くせりの親切装備がなされている。ハンガーパイプはワードローブのほか、マルチルームにまで備えられる充実振りだ。たぶん販売努力の痕跡なのだろうネ。