2012年12月31日
レンズフードに穴開け
大晦日の忙しいのに、思いついてZD( ズイコーデジタル ) 50-200mm のレンズフードに偏光フィルターを操作する穴をあけた。
35mm換算で100-400mm に相当する超望遠ズームだから、相応の深いフードが付いており、これまで偏光フィルターを操作するにはフードを外す必要があった。
指が入る穴をフード下部に開ければ、フードをセットしたままで操作できるのは誰もが知っていることだし、そのための穴あけサービスもある。
しかし、なんとなくフードを加工するのにためらいがあり、2,003年に購入して以来、なんと10年もそのまま使っていた。それをいっきに実行できたのが10年選手ゆえの惜しげのなさとは思いたくない。
なにしろ、このレンズは35mmシステムなら100ー400mmズームに相当する超望遠ズームであり、しかもF2.8-3.5 という明るさだ。
4/3システムならではのスーパーズームであって、35mmシステムではこの画角、この明るさは不可能でしょうナ。しかもその後E-30 を手に入れたので手振れ防止機能まで利用できる。
たとえ、10年前のレンズであっても、いまだ最先端のスーパーレンズというべきだろう。
穴あけは電ドルと穴を広げるトリマー、電ドル用の回転ヤスリで簡単に開いた。鑑賞に耐えるほどのきれいさではないが実用上問題はない。目立たない場所だから、それで十分だ。
2012年12月30日
ZD11-22mm
寒々しい師走の一日。今日はアームチェアカメラマンというスタイルだ。
何をしているかというと、カメラのお勉強、あるいはレンズの再評価だろうか。ようするにカメラを楽しんでいる。
で、表題のZuiko Degital 11-22mm レンズだ。これはけっこうシックでユニークなレンズなのだがおわかりだろうか。
OLYMPUS 4/3インチフォーマットだから わかりやすく35mmカメラに換算すると22-44mm のワイドズームということになる。
実は他の35mmシステムには存在しない焦点域は中判カメラでは伝統的な焦点域であり、22mmの画角は約90度でハッセルブラッド用のツァイス・ディスタゴン40mmなどに相当し、ペンタックス67や645用レンズシステムにも使われている。
44mmも35mmカメラでは見かけない焦点距離だが、これも中判以上のカメラなら当たり前の「標準レンズ」で画角は53度。
現在の35mmカメラシステムではちょっと時代遅れのワイドレンズということになってしまうが、こういう伝統的な焦点域のズームも味わい深い。
ついでにいうなら、標準レンズ域まで長焦点側が伸びたズームレンズは、カメラ2台にワイドズーム、望遠ズームを取り付けて撮影行するスタイルの場合、非常に具合が良い。