2008年12月30日
光のページェント

決して豪邸とはいえない我が家だが唯一これだけは自慢できる豪勢な朝陽のページェントだ。古い農村集落の中なのに東が開けているため、朝陽が一年中地平線から昇り日の出を拝める。
そしてこの「光のページェント」になる。太陽が南に傾く真冬に、東の窓から入る朝陽が壁にレースのカーテン模様を映し出すのだ。とかく、夜のイルミネーションが光のページェントとしてもてはやされるが、太陽の描き出すページェントもよいものでしょう!?
2008年12月29日
10. 収納その3

ヒーターユニットボックスはメンテナンス以外にアクセスする必要がないためか、ソファーを持ち上げて開く上蓋式で、見た目はともかく使い勝手は最悪だった。
それを撤去したスペースに小型の衣装ケースが見事に収まった。しかし、衣装ケースの引き出しを走行中に飛び出さないよう細工するには、それなりの工夫が必要だった。
収容力はまずまずで、食品と細々した生活用品、趣味の道具を入れている。ルックスに難点はあるが、正面が半透明の引き出しには「内容物が見える」という機能性があって捨てがたい。
その右サイトには若干の余裕があるので、ソフトなトートバッグを壁に固定し、雑誌類などを入れている。
2008年12月28日
9. 収納その2

下部にFFヒーターを収めた幅わずか20センチのワードローブだが、これはユースフルだ。コートやジャケットなら見たとおりの収納力で2、3着でいっぱいになってしまう。
ただ、それに加えた収納がすばらしく、サイドに木製折りたたみテーブル、奥にはスクリーンテントを収め、さらに底面には2リットルのペットボトル2本、焼酎&ウィスキーの700mlボトル、1リットルの保温ポットまで収めてしまう。
すばらしいのは、底面に置いたボトル類が特に固定することなく倒れず、しかも上に引き抜く形で容易に取り出せること。まるで専用に設計したボトル収納庫のようだ。
2008年12月27日
8. 収納その1

マルチルームを除けば、これがメーンの収納部になる。主には衣類を入れているが、けっこう小物類の収納にも使える。
ただ、メーンの収納としては容量が小さい。ひとり旅なら十分だが、ふたり旅になると結局マルチルームにあふれ出す量が増える。
購入時には引き出しの固定がわに口グリップ2個だけで、はめ込みも不完全だったかもしれないが走行中に飛び出してしまった。
現在はFieldLifeに依頼して固定金具を増設している。ソファーをベッド展開した状態てもなんとか使えるのは誉めてよいだろう。
2008年12月26日
7. ダイネット

基本的な構成は家庭用ソファーベッドを流用したソファー( 就寝時はベッド ) とスイングアーム形式の丸テーブルで、どちらも現行モデルではほかに例がない。
CRAVAN クラスでもソファー形式のダイネットチェアなら対面式の構成になるものだが、SpaceBoat ではシングルソファーであり、テーブルの向こうはスライドドアということになる。
その効果は絶大で、きちんと傾斜したバックレストに背中を預ければ、足元も頭上空間もほとんど圧迫感がなく、ひとりならそのまま横になって仮眠することもできる。
スイングアーム式丸テーブルの奥の座席にアクセスするのはあまりスムーズとはいえないが、許せる範囲だろうか。車両進行方向と平行に置くソファー形式のダイネットでは、視界がドアでさえぎられることが多いが、CARAVAN特装車両では目の前はスライドドアになっており、大きな窓越しに十分な視界を得られる。
すばらしい景勝地で左側駐車スペースに横付けできたら、まさに展望車の趣がある。
2008年12月25日
6. キッチン

インテリアとしてならデザインは悪くない。シンクにはオプションのワイヤーバスケットとカッティングボード兼用のフタをつけたので、機能性とルックスはさらに向上した。
しかし、シンクの左サイトは上開き式冷蔵庫になっており、ちょっとキッチントップとしては使いにくい。シンクも標準的な大きさとはいえ、洗面器程度のものだから実用的とはいい難い。
1番の難点はキッチン下部の収納能力で、購入時の状態ではほとんど収容能力がなかった。清水・排水用のポリタンク固定位置を変更することでようやくシンク右サイトの下に空間を作って対応した。
2008年12月24日
ワイヤー処理

ワイヤレスなら何も問題ないけれど、Doppenganger 203CR につけたサイクルコンピュータは廉価なワイヤータイプだ。その処理が難しい。
結局、ブレーキあるいはギヤシフト用のケーブルに沿わせるしかないのだが、スリーブを通すには1度ケーブルを外さなければならない。
そこで、ふと思いついて手元にあった黒いビニールテープをケーブルに平行に使ってみた。らせん状に巻くほうが信頼性が高いがあまりに無骨だろう。
もちろん、両端は付属のプラスチックタイで留め、その間をビニールテープで抑える形になり、見た目はかなりスマートだ。仮に不具合になったとしてもすぐに修復できるだろうから、しばらくはこれでOKとしたい。
2008年12月23日
キックペダルで正解

たぶんそうだろうと当たりをつけて外してみたところ、見事に異音が消えたことを確認した。他愛のないことだが、見込みが当たってちょっと満足している。つまり、エンジニアとしてのセンスの問題なのだ。
これで一件落着ということなのだが、実はまた心配の種が出てきた。Zoomer は車歴5年を越え、走行1万キロを過ぎている。そろそろバッテリー寿命を心配する時期なのだ。
ところが我が家はこのところ自転車ブームで、Zoomer はDoppelganger203CR に押されて出番がない。つまり健康なバッテリーでも不安になりそうな使用状況にある。
これまでなら「バッテリーが上がったらキックスタートすればよい・・・」と気楽に構えていられたが、ペダルを取ってしまうとそうは行かない。
しかも、自動変速のスクーターは押しがけもままならない。「ま、非常事態に陥る可能性が高いのは自宅で、出先では走行充電直後ということになるから大丈夫だろう」とは思うのだが・・・。
2008年12月22日
5.マルチルーム

RV( CampigCar ) に必要不可欠な設備と考えるのだが、世の大勢はそうでもないと見え、トラベルバンできちんとしたマルチルームを備えたモデルは少ない。
RV が部屋なのか住宅なのかと問えば、ほとんどのオーナーは「住宅だ」と答えるだろう。しかし、トイレ( マルチルーム ) がなければ住宅ではありませんナ。
RVの中でも生活は住宅と基本的に同じだ。ところが道の駅などの公衆トイレは外トイレとしての機能しか果たさない。いまどき外トイレの住宅など考えられませんナ。
SpaceBoat はNISSAN CARAVAN SL の特装車両がベースだから天井高はキャンピングカーの構造要件にギリギリ適合する160センチしかない。
しかもマルチルームはシャワー室兼用を意図してFRPパネルで天井部まで覆っているからさらに低い。これが1番の難点で非常に使いにくい。
マルチルームの床面積が狭いのは最初からわかっていたが、天井が低いことがトイレの使用にいかに不便かは購入してから思い知らされた。
この中でシャワーを使うなど想像もできませんナ。「この狭さはまるで宇宙船だ・・・」というのがSpaceBoat( ビルダーがつけた車名はSpaceFree )命名の由来だ。
2008年12月21日
4.SpaceBoat の Bed

見たとおりのフロアベッドで、幅は拡張マット( 右の灰色部分 =固定)を入れて120センチだ。ダブルベッドというには狭いが、キャンピングカーのフロアベッドとしては常識的なサイズだろう。
フロア全面をベッドとしているレイアウトに比べれば、たしかに狭いが、それでも「テント状態」といいたい全面ベッドは避けたかった。フロアから立ち上がってこそベッドなのだから・・・。
ベッド本体は家庭用ソファーベッドの流用だから寝心地は申し分ない。このサイズのキャンピングカーのベッドとしては異例のマイクロスプリングベッドで、サイドの拡張マットもソフトで段差も気にならない。
展開はフロアのロックを外してソファーを手前にスライドさせ、リクライニングさせればOK。ほぼスライド式のバンクベッドを展開するのと同様の容易さだ。
ソファーベッドをたたんでダイネットチェア( ソファー )としたときの収容機能もバンクベッドに似ている。写真の拡張マット部分が底面となり、ソファーのバックレスト後ろの空間に2人分のシェラフを収納する。
細長い開いた空間だから、シェラフは伸ばしたまま収納し、そのまま乾燥できる。限りなく「万年床」に近い感覚で、かつ整頓された室内が得られるというわけだ。もちろんシェラフにもやさしい収納だ。
写真ではテーブルがセンターに位置しているが、通常はスライドドア側にスイングアウトしておく。それでベッドと重なる面積が最小になり、就寝時にも邪魔にならない。