2008年10月29日
ホモ・ルーデンス

定年後の生活は、仕事から解放され、生まれて初めて自分の好きなことに集中できるすばらしいものだと思うが、信じられないことに世間では定年と同時にアルコール依存症になる人間が少なくないという。
また、さして働く必然性がないのに仕事に執着し、現役であることに誇りを持つ人も多いようだ。たしかに仕事さえしていれば安心して日々を過ごせる現役時代の安楽さは定年後にはない。
日々の生活は自らの力で構築していかなければ、たちまち退廃に陥る。こうした緊張に耐えられない人が仕事に執着しているのではないだろうか。もちろん、中には幸せにも仕事そく趣味という人もあるにはあるだろうが・・・。
J.ホイジンガはその著作「ホモ・ルーデンス」で、「人類の文化は遊びの中から生まれてきた」としているが、遊びに必要なのはまず、時間的な余裕だろう。
空腹を抱えていては遊びも何もあったものではない。われわれは定年後の年金生活で初めて潤沢な自由になる時間をもつ。しかし、その自由に耐えられない人が少なくないということは、どうやら人類すべてが「ホモ・ルーデンス」(遊ぶサル)とはいい難いということらしい。
旅に心を馳せるわれわれは純粋に「ホモ・ルーデンス」の一員でしょうナ。この幸せを思うさま楽しみましょう。
Posted by グレイノマド at 07:01│Comments(0)
│徒然に
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