2008年12月02日
写真趣味01

写真撮影を長く趣味としている人は多いが、そうした人に限ってデジタルカメラに抵抗を持っているらしい。早い話が未だに「デジタル写真は不可」とするコンテストなどが存在する。
「デジタル写真は簡単に加工できるから・・・」というのが理由らしいが、おかしな話だ。そもそも写真のプリントに手を加えないようになったのはカラーリバーサルとダイレクトプリントが主流になってからだろう。
それでも手焼を依頼すれば 「軽く焼きこんでおきました・・・」といったサービスをするラボが多いはずだ。古い有名写真家のオリジナルプリントが高価なのは焼付け段階で手を加えているからに他ならない。
かつて写真趣味とは撮影だけでなく、暗室作業まで含んでいたはずだ。つまり撮影・現像したネガから、いかに意図したプリントに仕上げるかに精力を費やしたものだった。
ところがカラーフィルムが普及するころから、この暗室作業がアマチュアの手に負えなくなった。カラーバランスなどの技術面もさることながら薬剤などのコストが著しく高価になったことも大きい。
そこでもともとはカラースライドとして使われていたリバーサルフィルムで、直接ポジ情報が得られることが注目され、ポジフィルムからダイレクトプリントされるようになった。
これならラボのウデやセンスによらず、自分のコントロール下の撮影で一応完成した写真になるというわけだ。そのへんから「写真は撮影段階で完成するもの、加工しないのが原則」といった考え方が出てきたらしい。
デジタル写真のすばらしさは、この間違った常識を覆し、暗室作業を再びアマチュアの手に取り戻せることにある。パソコンと画像処理ソフト、プリンターがあれば、いとも容易に自家プリントに挑戦できる。
もちろん、パソコンやデジタルTVのディスプレーで簡単にスライドショーを楽しむこともできる。オールドファンにとって堪えられないはずのデジタル写真なのに敬遠されるのはパソコン音痴ゆえなのかも知れない。
デジタル一眼レフではいよいよ35mmフルサイズのモデルが各社から発売され、またひとつ「デジタル嫌い」の言い訳が無効になった。
さてさて、これからカメラ市場はどう動くのだろう。本来の35mmカメラのコンセプトからいえば4/3( フォーサーズ )判がもっとも正当な後継者かと思うのだけれど・・・。
Posted by グレイノマド at 06:31│Comments(0)
│Photo Life
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。