2010年02月01日
赤城山の撮影ポイント

南面から見た赤城山は東西に長く裾をひき、いかにも雄大だ。これがわがふるさとの山で、中学校の校歌にも「秀峰赤城 山遠く・・・」と詠われている。
萩原朔太郎が「帰郷」で詠った、上越線の車内から見た赤城山も同じ構図であったろう。家の南に広がる田んぼからの眺めは距離と角度とがまさに絶品である。
ただし、そこに問題がある。子供のころと違って、広い田園地帯にも所狭しと電線が張り巡らされ、電線に煩わされずに山を望むことができない。
写真を撮るようになってから、ずっとその撮影ポイントを探し続け、昨年は利根川の左岸、埼玉県側から河原越しに撮影するポイントを見つけた。
しかし、やはり生まれ育った土地からみた山とは微妙に異なり、しかも家から遠すぎて最良の季節、天気、時間にそこにいることは事実上困難だった。
それを今回は初心に立ち返り、家の近くで撮影ポイントを探した。田園地帯の南西に広がる小高い一帯の縁にあがり、田んぼからでは邪魔になる電線をなるべく沈めて、山にかからない場所を見つけたのだ。
今回はとりあえずロケハンだけだが、いつかはすばらしい赤城山を撮影したい。空気が澄み切るとき、ふといつもは青い山脈の山が緑の山肌を見せる瞬間がある。
あるいはいつになく雪化粧の山が青空に輝く日もある。そんな素敵な山の表情をモノにしたいネ。