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　鹿児島県大隅半島の南端に位置する道の駅「根占」の夕景だ。

　夕陽の景観を売り物にする道の駅は多いし、ずいぶんそうした駅も訪ねたつもりだが、これはちょっとレベルの違う絶景だった。

　正面に開聞岳のシルエットが浮かび、さらには棕櫚のシルエットが南国情緒をかもし出す。たぶん、季節も時間も最高の瞬間に出会えたのだろう。それにしてもすばらしい。

　ただし、海岸側のパーキングは海水浴場を意図した海浜公園らしく、施設は半分眠っていた。道の駅の本体は県道をはさんだ陸側にあり、それほど広くもない。